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【2026年最新版】系統用蓄電池メーカー一覧|国内外の主要メーカーと選び方を解説
系統用蓄電池メーカーは国内・海外を含めて数多く存在し、それぞれ蓄電池の性能や安全性だけでなく、PCS(パワーコンディショナー)やEMS(エネルギーマネジメントシステム)の提供範囲、調整力市場での実績、保守体制などに違いがあります。
そのため、価格が安いメーカーを選べばよいわけではありません。長期間にわたって安定した運用を実現するには、自社の運用目的や事業計画に合ったメーカーを選ぶことが重要です。
>>主要な系統用蓄電池のメーカー
本記事では、国内・海外の主要な系統用蓄電池メーカーの特徴や違いを比較するとともに、メーカー選びで確認すべきポイントや失敗しやすい注意点についてわかりやすく解説します。
なお、本記事は経済産業省などの公的機関が公開する資料を参考に作成しています。
※参照:系統用蓄電池の現状と課題/経済産業省 資源エネルギー庁

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結論|系統用蓄電池メーカーは価格だけで選ばない
系統用蓄電池は導入して終わりではなく、10~20年程度の長期運用を前提とした設備です。
需給調整市場や容量市場などの市場へ参加する場合、設備が安定して稼働し続けることが収益に直結します。初期費用だけで比較すると故障や停止による機会損失、保守費用の増加などによって、結果的に総コストが高くなる可能性があります。
この章では、系統用蓄電池のメーカー選びでのポイントを解説します。
調整力市場で安定運用できる設備か確認する
系統用蓄電池の収益性は、需給調整市場で安定して運用できるかどうかに大きく左右されます。
需給調整市場では、電力需給の変動に応じて蓄電池が短時間で充放電を行う必要があるため、設備には高い応答性能と安定性が求められます。性能が十分でなかったり、通信障害やシステムトラブルが発生したりすると、市場への参加が停止し、収益機会を失うリスクがあります。
市場運用の実績が豊富なメーカーであれば、導入後の運用ノウハウやサポートも期待できます。
蓄電池・PCS・EMS・保守を含めて比較する
メーカーを選ぶ際は、蓄電池本体だけではなくPCSやEMS、保守サービスまで含めて総合的に評価することが重要です。
例えば、蓄電池セルの性能が高くても、PCSとの相性が悪かったり、EMSの制御機能が十分でなかったりすると、本来の性能を発揮できない場合があります。
また、複数メーカーの機器を組み合わせる場合、不具合が発生した際に責任範囲が分かれ、原因特定や復旧に時間がかかるケースもあります。
一方で、蓄電池・PCS・EMSを一体で提供しているメーカーは、機器同士の互換性や運用面での安心感があります。
ただし、設置環境や予算、既存設備との兼ね合いなど案件の特性によっては、あえて最適な機器を個別に組み合わせた方が、コストや性能の面で有利になるケースもあります。それぞれのメリット・デメリットを正しく理解したうえで、最適な選定を行うことが大切です。
国内の保守体制と長期的な供給体制も重要
系統用蓄電池は長期間にわたって運用する設備であるため、国内での保守体制や部品供給体制も重要な比較ポイントです。
万が一、蓄電池本体やPCS、市場連動制御を司る通信機器などに不具合が発生した場合、国内に迅速なサポート体制があるかどうかで設備の停止期間(ダウンタイム)が大きく変わります。迅速な対応ができれば、充放電機会の損失を最小限に抑え、売電収益や調整力拠出への悪影響を防げます。
また、メーカーや販売代理店の事業継続性も不可欠な確認ポイントです。長期間にわたる交換部品の安定供給はもちろん、度重なる市場ルールの変更や制度改正に応じたソフトウェアのアップデート、技術サポートを継続して受けられるかによって、将来的な運用リスクは大きく左右されます。
そのため、初期の導入費用(CAPEX)だけでなく、国内の保守拠点の有無、保証範囲、部品供給の保証期間、そして国内での導入実績なども含めて総合的に比較することが、長期にわたる事業の安定化につながります。
国内の主要系統用蓄電池メーカー
国内では、蓄電池セルを開発・製造するメーカーだけでなく、コンテナ型蓄電池システムやPCS(パワーコンディショナー)、EMS(エネルギーマネジメントシステム)まで含めて提供する企業も増えています。
ここでは、国内で系統用蓄電池の導入・運用において注目されているメーカーを紹介します。
株式会社パワーエックス

Mega Power/Data Center/PowerX Cube/Hypercharger
・蓄電型発電所を制作する会社の製品
・日本のエネルギー自給率向上に貢献
株式会社パワーエックスは、蓄電型発電所を制作する会社です。
Mega PowerやData Centerなど、高性能かつ安全な国産の蓄電システムが用意されています。
ソフトウェアもすべて国内開発されており、セキュリティ対策も万全です。
簡単な設定を行えば、蓄電システムの制御が可能なエネルギー管理クラウドサービスも用意されています。
GSユアサ株式会社

コンテナ型蓄電システム/PCS併設型蓄電システム
・セルから製造している唯一の国産エネルギーシステムメーカー
・365日24時間のフォロー体制
・独自の安全構造を兼ね備えた製品を開発
GSユアサ株式会社は、独自の安全構造を兼ね備えた製品開発をしています。
大規模火災を防止する耐類焼構造を搭載しており、過去の発火・発煙事故ゼロです。
コンテナ型蓄電システムは少量危険物扱いで、積雪が多い地域や重塩害地域にも設置できます。
PCS併設型蓄電システムではPCS、LIB共にGSユアサ自社製の 「All in Oneシステム」のため、発注の手間を減らせます。
株式会社TMEIC

大容量蓄電システム(TMBCS)
・国内の蓄電池用PCS導入実績トップクラス
・全国の電力各社への申請実績があり
・蓄電池の最適制御により安定した運用を実現
株式会社TMEICの大容量蓄電システム(TMBCS)は、電力の基本使用料を抑えられます。
足らないときは供給し余ったら貯める機能によって、再生可能エネルギーの弱点とされていた不安定な発電出力を安定化してくれます。
約800MWという豊富な納入実績に裏打ちされた技術力が、国内の蓄電池用PCS導入実績トップクラスです。
また、国内外複数社の蓄電池を株式会社TMEICにより評価しており、お客様の運用に最適なシステム提案を受けることが可能です。
株式会社ダイヘン

蓄電池パッケージ
・用途にあわせた蓄電池パッケージを選べる
・独自のエネルギーマネジメントシステムを搭載
株式会社ダイヘンでは、発電所向けや自家消費向けなど、様々なパッケージ製品が用意されています。
騒音レベルは他社製だと80~90dBのところ70.3dBに抑制されているため、民家の隣接地で使用も安心です。
サービス・製造拠点が国内にあることで、不具合やメンテナンスの際もスピーディーに対応してもらえます。
>>国内の主要系統用蓄電池メーカーを再度見る
海外の主要系統用蓄電池メーカー
近年、系統用蓄電池市場では海外メーカーの存在感が高まっています。特に中国をはじめとする海外メーカーは、大容量の蓄電池システムやコンテナ型ESS(Energy Storage System)の開発を強みとしており、世界各国の系統用蓄電池プロジェクトで多くの導入実績があります。
ここでは、国内でも導入が進んでいる代表的な海外メーカーを紹介します。
Huawei 華為技術日本株式会社(中国)

スマートリング蓄電システム
・株式会社フロンティア・サンワと業務提携
・競争力のある価格にて最適な蓄電システムを提供
スマートリング蓄電システムは、世界で豊富な導入実績を持つHuaweiの蓄電技術と、株式会社フロンティア・サンワの開発・エンジニアリング力を組み合わせた、高性能な蓄電ソリューションです。
両社の業務提携により、製品の供給から設計・導入・運用まで一貫したサポート体制を実現しています。高い品質と信頼性を維持しながら、競争力のある価格で最適な蓄電システムを提供します。
また、お客様の用途や事業規模に応じた柔軟な提案が可能で、初期投資を抑えつつ、長期的な安定運用と高い投資効果を両立しています。
CATL(中国)

蓄電システム
・高い信頼性、長寿命、優れたエネルギー効率といった特徴を備えている
・発電の現場で蓄電と出力を管理
・送配電のスマートな負荷管理を実現
CATLの蓄電システムは再生可能エネルギーの発電を効率良く制御し、電力網の安定化とエネルギー利用の最適化に貢献します。
送配電の負荷を最適に管理し、安定した電力供給と再生可能エネルギーの有効活用を支えてくれます。
また電力コストの削減や安定した電力供給を実現し、工場や商業施設、住宅をはじめ、基地局やオフグリッド環境など幅広い場所で活用されています。
SUNGROW JAPAN株式会社

ユーティリティエネルギ―貯蔵システム
・コンパクトなフットプリント、強化された安全性、高い放電容量を提供
・2時間から8時間までのシステムソリューションをサポート
SUNGROW JAPAN株式会社のユーティリティエネルギ―貯蔵システムPowerTitanは、電力を効率良く蓄え、必要なタイミングで安定して供給できます。
コンパクトな設計ながら高い安全性と放電性能を備え、2〜8時間の幅広い運用に対応しています。寒冷地から高温多湿な地域まで、さまざまな環境で安定して稼働できるため、設置場所を選びにくいです。
Sigenergy

SigenStack
・柔軟な拡張性と優れた運用性を兼ね備えたモジュラー型BESS
・小さな設置面積と低騒音運転
・メンテナンス不要
SigenStackは、柔軟な拡張性と優れた運用性を兼ね備えたモジュラー型BESS(蓄電池エネルギー貯蔵システム)です。
モジュールを積み重ねる構造を採用しており、必要な容量に応じて柔軟にシステムを構成できるため、将来的な増設にもスムーズに対応します。
また高いエネルギー密度により設置面積を最小限に抑えられるほか、スマート空冷技術によって運転時の騒音も低減。都市部や限られたスペースへの設置にも適しています。さらに、IP66相当の防塵・防水性能を備え、定期的な保守点検を必要としないメンテナンスフリー設計を実現しています。
モジュール単位で交換できるため、万が一の際も迅速な復旧が可能で、運用コストの削減と長期的な安定稼働に貢献します。
HiTHIUM(日鉄物産株式会社)

HiTHIUM リチウムイオン蓄電池
・蓄電池メーカーであるHiTHIUM社と日本における販売代理契約を結んでいる
・火災事故を一度も起こしていない高い安全性
・アフターサービスや製品保証も自社ネットワークを通して提供
日鉄物産株式会社のHiTHIUM リチウムイオン蓄電池は418kWh ~ 6.25MWhまで取り揃え、多様な用途に対応しています。
蓄電池メーカーであるHiTHIUM社と日本における販売代理契約を結んでいて、火災事故を一度も起こしていない高い安全性を武器に選ばれています。
418kWhのキャビネット型から最大6.25MWhのコンテナ型まで、豊富に取り揃えています。
RENON POWER

SAN-KYU モデル
・日本市場向けに提供開始
・低圧系統用蓄電池の導入ニーズに対応
・10年間の製品保証
SAN-KYUモデルは、日本市場向けに開発された低圧系統用蓄電池パッケージです。低圧系統用蓄電池の導入ニーズに対応するため、標準構成49.9kW/157kWhを採用し、案件条件に応じて容量を柔軟に選択できる設計です。
蓄電池本体だけでなく、PCSやEMS、ダウントランス、アグリゲーション、工事までを含めたオールインワンのパッケージとして提供されるため、導入から運用開始までをスムーズに進めることが可能です。
また、蓄電池およびPCSには10年間の製品保証を標準装備しており、長期運用を見据えた安心のサポート体制を実現。低圧系統用蓄電池ビジネスを効率的かつ安心してスタートできるソリューションです。
>>海外の主要系統用蓄電池メーカーを再度見る
系統用蓄電池メーカーの違い
系統用蓄電池メーカーは数多くありますが、単純に製品価格や知名度だけで選ぶのはおすすめできません。
メーカーによって、提供範囲や得意分野は大きく異なります。蓄電池セルの製造を中心とするメーカーもあれば、PCSやEMS、コンテナ設備、保守サービスまで一貫して提供するメーカーもあります。また、調整力市場での実績や国内のサポート体制、長期的な部品供給体制にも差があります。
系統用蓄電池は10~20年以上の運用を前提とする設備であるため、初期費用だけではなく、長期間にわたって安定して運用できるかという視点で比較することが重要です。
自社で提供できる範囲|セル・コンテナ・PCS・EMS・保守
系統用蓄電池メーカーは、単に蓄電池セルを供給するだけでなく、どこまで自社で提供できるかによって大きく特徴が異なります。
メーカーによってはセルのみを提供するケースもあれば、コンテナ、PCS(パワーコンディショナー)、EMS(エネルギーマネジメントシステム)、さらには保守・運用まで一括で対応できる企業もあります。
提供範囲が広いメーカーは、各機器の相性を考慮したシステム設計がしやすく、導入後の問い合わせ窓口を一本化できる点がメリットです。一方で、セルやPCSなどを他社製品と組み合わせることで、性能やコストを最適化できるケースもあります。そのため、自社一貫体制が必ずしも優れているとは限らず、案件の要件に応じて最適な構成を選ぶことが重要です。
また、系統用蓄電池は長期間の運用を前提とする設備であるため、保守体制や国内サポートの充実度、保証内容も比較すべきポイントです。
設備価格だけで判断するのではなく、障害発生時の対応や部品供給体制、遠隔監視の有無なども含めて総合的に評価しましょう。
系統用蓄電池・需給調整市場での実運用実績
| メーカー | 実運用実績 | 状況 | 参照記事 |
|---|---|---|---|
| パワーエックス | あり | 三重県津市に整備した系統蓄電所において、需給調整市場・一次調整力での運用を3月19日から開始 | JA三井リースと三重県津市の系統蓄電所で需給調整市場・一次調整力の運用を開始 |
| GSユアサ | あり | 2024年4月には一次調整力や二次調整力①、②を含む需給調整市場の全商品の取引が開始 | Shizen Connect、GSユアサ製蓄電システムとの連携および一次調整力機能の実装を完了し大阪ガスとの共同実証へシステム提供 |
| TMEIC | あり | 需給調整市場向けの運用は、デジタルグリッドに委託 | 日本蓄電池、鳥取市の蓄電所が需給調整市場で運用 |
| ダイヘン | あり | 需給調整市場開設(2024年より本格化) | EMS事業の成長戦略 |
| Huawei | あり | 日本蓄電開発機構株式会社がHuawei製コンテナ型蓄電池で参入 | 日本蓄電開発機構、滋賀県で4MWh系統用蓄電所を受電開始 |
| CATL | 公開情報なし | 今後CATL製の蓄電池が参入予定 | |
| SUNGROW JAPAN | あり | SUNGROW製の蓄電池システムが2026年6月27日から参入 | 東京電力管内の自社蓄電所2ヶ所が需給調整市場に参入 |
| Sigenergy | 公開情報なし | ||
| HiTHIUM | 公開情報なし | ||
| RENON POWER | 公開情報なし |
調整力市場では、高速かつ正確な充放電制御が求められます。そのため、導入実績が豊富なメーカーは、市場運用で発生しやすい課題への対応ノウハウを持っている可能性があります。
また、導入件数だけではなく、高圧・特別高圧案件への対応実績や、市場参加に必要な各種試験・アセスメントへの対応経験も比較すると、導入後のリスクを把握しやすいです。
日本国内での供給・施工・保守体制
| メーカー | 国内供給 | 国内施工 | 国内保守 |
|---|---|---|---|
| Huawei | |||
| CATL | ※他社と共同開発 | ※エンジニアを通して実施 | |
| SUNGROW JAPAN | 公開情報なし | ※3営業日以内で弊社専門スタッフを現地に派遣 | |
| Sigenergy | ※提携企業が国内の施工を行う | ||
| HiTHIUM | |||
| RENON POWER |
海外メーカーの製品を導入する場合でも、日本国内で十分なサポートを受けられるかを確認することが重要です。
設備に不具合が発生した際、国内に保守拠点や技術者がいれば迅速な復旧が期待できます。一方、海外から部品を取り寄せる必要がある場合は、復旧まで時間がかかる可能性があります。
また、施工会社やEPCとの連携体制、国内代理店によるサポート範囲なども確認しておくことで、導入後の運用リスクを軽減できます。
※参照:
Huawei
・供給:ファーウェイジャパンとフロンティア・サンワ、系統用蓄電池事業に関する業務提携覚書を締結/公式サイト
・施工:ファーウェイの施工実績/ワンエナジー
・保守:テクニカルサポートセンター/公式サイト
CATL
・供給:CATL社と定置用蓄電池の供給契約を締結/ダイヘン
・施工:ノーバル・ソーラーが茨城県常総市にてCATL製リチウムイオン電池を用いた系統用蓄電所の商業運転を開始しました/PRTIMES
・保守:アフターサービス情報/公式サイト
Sungrow Japan
・供給:札幌で国内最大級100MW系統用蓄電所開発、サングロウ社製システム採用へ/ECO信頼サービス
・保守:SUNGROW JAPAN会社案内
Sigenergy
・供給:エスポア、Sigenergyと蓄電池事業で提携、2026年末までに80MWh超の販売を目指す/エネハブ
・施工:丸紅エネブル、上海・Sigenergyと蓄電システム販売で提携、狭小地などの立地制約にも対応/エネハブ
・保守:スマートエネルギー・ソリューション
HiTHIUM
・供給:HiTHIUM 蓄電池のご紹介
・施工:HiTHIUM製系統蓄電池用システムに関する、サービスエンジニア研修修了並びにO&Mライセンス取得について/PRWRE
・保守:「AI in All」戦略で圧倒的な高品質を実現 Sigenergy 統合型生産拠点を開設/SOLARJOURNAL
RENONPOWER 株式会社
・供給:米国発・蓄電池メーカー「RENON POWER」、日本市場への投資を強化/PRTIMES
・施工:産業用蓄電池・系統用蓄電池ならRENON POWER株式会社/公式サイト
・保守:レノンパワー×ジャパンワランティサポート×オーエフが「保守付き蓄電池保証サービス」をスタート/PRTIMES
保証条件・部品供給
| メーカー | 保証条件 | 部品供給 |
|---|---|---|
| パワーエックス | ・容量保証20年、SOH70% ・24時間365日の遠隔保守 | ・国内自社工場(岡山)からの迅速な供給 ・供給状況の変化が必要になった場合、代替セルやモジュールを迅速に選定/調達できるシステムを維持しており、製品の安定供給を確保 |
| GSユアサ | ・15年間〜最大20年間の容量保証 ・計画的なセル、設備交換 ・運用の改善提案 | ・異常時対応と予防保全提案は24時間365日対応 ・長期にわたる延長保証 |
| TMEIC | ・1年間の製品保証 ・長期の延長瑕疵保証サービス(有償) | ・パワーコンディショナの部品供給は、原則パワーコンディショナの製造中止後10年 ・5年毎精密点検及び部品交換(有償サービス) |
| ダイヘン | ・長期脱炭素電源オークションに対応する20年保証 | ・部品の供給は、当社での製品生産中止後7年間まで |
| Huawei | ・製品品質保証、60%の容量保証 | ・国内倉庫からの迅速な発送 ・国内の販売施工店や全国のアフターサービス協力店ネットワークを通じて現地での交換作業や部品、機器の供給がスムーズに行われる |
| CATL | ・補機損失を30%低減 | ・VOLT販売の企業と供給契約し対応 |
| SUNGROW JAPAN | ・保証期間内に材料または製造上の作動不良による欠陥が認められた場合、無償修理・交換が基本 | ・物流網の確立により日本での販売及びサポート体制を強化 |
| Sigenergy | ・保証延長サービス+5~15年 ・最大20年保証 | ・不具合あれば元のシステムと同等またはそれ以上の機能を有するアップグレードモデルと交換 |
| HiTHIUM | ・25年の長期容量保証 | ・iTHIUMの認定を受けたパートナー 企業がメンテナンスを行う ・修理部品等の在庫も国内パートナー拠点で有し、トラブル発生時も速やかに対応できる体制 |
| RENON POWER | ・合計で10年間の長期保証を提供 | ・国内保証会社および国内保守会社と連携したサポート |
系統用蓄電池は長期間使用する設備であるため、保証内容や部品供給体制も重要な比較項目です。
保証期間だけを見るのではなく、保証対象となる条件や性能保証の内容、交換部品の供給期間なども確認しましょう。
また、メーカーや販売代理店が将来的に日本市場から撤退した場合でも、継続して保守を受けられる体制があるかどうかも重要です。長期運用を前提とする設備だからこそ、導入後も安心して使い続けられるかという視点で比較しましょう。
※参照:
パワーエックス
・保証条件:PowerX Mega Power の概要/郵便局
・部品供給:PowerXは「国産エネルギー」を推進します
GSユアサ
・保証条件:容量保証サービス
・部品供給:STARELINKサービスのご提案
TMEIC
・保証条件、部品供給:パワーコンディショナ メンテナンス・アフターサービス、よくあるご質問
ダイヘン
・保証条件:系統用蓄電所向け大容量蓄電池パッケージ
・部品供給:溶接機・切断機 保守部品供給期限のご案内
Huawei
・保証条件:住宅用スマートエネルギーシステム
・部品供給:Huawei住宅用スマート蓄電システムについて/krannich
CATL
・保証条件:Storing Infinite Energy
・部品供給:CATL社と定置用蓄電池の供給契約を締結/ダイヘン
SUNGROW JAPAN
・保証条件:メーカー保証
・部品供給:太陽光発電用パワーコンディショナ
Sigenergy
・保証条件:スマートエネルギーソリューション
・部品供給:Factory Limited Warranty for SigenStor
HiTHIUM
・保証条件:全天候グリーン電力のため、HiTHIUMが世界初のネイティブ8時間長時間蓄エネソリューションを発表
・部品供給:HiTHIUM 蓄電池のご紹介
RENON POWER
・保証条件:レノンパワー×ジャパンワランティサポート×オーエフが「保守付き蓄電池保証サービス」をスタート/PRTIMES
・部品供給:低圧系統用蓄電池パッケージ
JC-STARなどサイバーセキュリティ要件への対応
| メーカー | JC-STAR取得有無 | 参照記事 |
|---|---|---|
| パワーエックス | 【お知らせ】IoTセキュリティ制度「JC-STAR」の申請受理について | |
| GSユアサ | 適合ラベル取得製品情報ページ | |
| TMEIC | 大容量蓄電システム「TMBCS」において「JC-STAR」適合ラベルを取得 | |
| ダイヘン | 当社製「蓄電池パッケージ」のIoTセキュリティ制度「JC-STAR」適合ラベル取得について | |
| Huawei | ||
| CATL | ||
| SUNGROW JAPAN | ||
| Sigenergy | ||
| HiTHIUM | ||
| RENON POWER |
近年の系統用蓄電池は、遠隔監視やクラウド制御を利用するケースが増えており、サイバーセキュリティへの対応も重要です。
特にPCSやEMSはネットワークを介して制御されるため、不正アクセスやサイバー攻撃への対策が十分でなければ、設備停止や情報漏えいなどのリスクにつながる可能性があります。
また、系統用蓄電池は電力ネットワークに接続されるため、サイバー攻撃への対策が重要視されており、2027年度からは蓄電池を保有していてもこの認証がなければ送電網につなぐ機器を販売できません。
認定製品は一定のセキュリティ要件を満たしていることが第三者によって確認されているため、今後はJC-STAR認定の有無が事前に導入後のリスク低減につながります。
JC-STAR制度とは?
共通の評価基準に基づいてIoT製品に備わるセキュリティ機能を評価・可視化し、政府機関や民間企業、一般消費者などのIoT製品の購入者・調達者が、本制度のラベルを確認することで、自らが求めるセキュリティ水準を満たした製品を容易に選択できるようにすることを目的とされている制度です。
※参照:
・IoT製品に対するセキュリティラベリング制度(JC-STAR)の運用を開始しました/経済産業省
・情報セキュリティ/独立行政法人情報処理推進機構
・中国蓄電池、日本のサイバー認証いまだゼロ 「事実上の排除」と反発/日本経済新聞
メーカー選定で起こりやすい失敗
ここでは、メーカー選定で起こりやすい失敗例について詳しくご紹介します。
需給調整市場での運用実績を確認せずに選ぶ
系統用蓄電池は、単に電気を貯めて放電できればよい設備ではありません。需給調整市場(調整力市場)に参加する場合は、短時間で正確に充放電を行う制御性能や、通信の安定性、市場要件への対応力が求められます。
実運用の経験が少ないメーカーやシステムを選んだ場合、試験・アセスメントで想定外の課題が発生したり、運用開始後に応答遅れや通信不具合が起きたりする可能性があります。
対策案:
導入実績だけでなく、調整力市場での運用経験や市場対応に関するノウハウまで確認する
蓄電池・PCS・EMSを別々に選び、責任分界が曖昧になる
蓄電池、PCS、EMSをそれぞれ別のメーカーから選ぶ場合、コストや性能を最適化しやすい一方で、責任分界が曖昧になりやすい点に注意が必要です。
例えば、運用中に充放電がうまく制御できないトラブルが発生した場合、原因が蓄電池側にあるのか、PCS側にあるのか、EMS側かを切り分ける必要があります。契約体制や保守体制によっては、各社で確認や調整が必要となり、復旧までに時間を要する可能性があります。
対策案:
複数メーカーの機器を組み合わせる場合は、導入前に連携実績を確認し、障害発生時の一次対応窓口や責任範囲を契約段階で明確にしておく
国内の保守・部品供給・保証窓口を確認していない
海外メーカーや新興メーカーを採用する場合に起こりやすいのが、国内の保守体制を十分に確認していないケースです。
設備に不具合が発生した際、国内に技術者や保守拠点がなければ、復旧まで時間がかかることがあります。
交換部品を海外から取り寄せる必要がある場合、輸送や通関の影響で設備停止期間が長引く可能性もあるでしょう。
販売代理店を通じて導入する場合は、保証窓口がメーカーなのか代理店なのか、EPCなのかを確認しておかないと、窓口が曖昧なまま契約するとトラブル時に問い合わせ先がわからず、対応が遅れるリスクがあります。
対策案:
製品性能だけでなく、国内での保守対応、部品供給期間、保証条件、緊急時の対応フローまで確認を行う
初期価格だけで選び、停止時の損失を見落とす
系統用蓄電池メーカーを選ぶ際、初期価格の安さだけを重視すると、長期的には損失が大きくなる場合があります。
特に調整力市場へ参加する設備では、停止期間がそのまま収益機会の損失につながります。導入コストを抑えられたとしても、故障が多い、復旧に時間がかかる、部品調達が遅いといった問題があれば、結果として事業全体の採算性が悪化する可能性があります。
対策案:
・初期費用だけでなく、保守費用、故障時の復旧スピード、部品供給体制、設備停止による損失リスクまで含めて検討する
・長期運用を前提とする系統用蓄電池では、安く導入できるかよりも、安定して稼働し続けられるかを重視する
系統用蓄電池のメーカーに関してよくある質問
ここから、系統用蓄電池のメーカーに関してよくある質問について回答していきます。
- 系統用蓄電池メーカーとPCSメーカーの違いは?
- 中国製セル・海外製蓄電池を採用しても問題ない?
- 調整力市場への参加実績はなぜ重要?
- 蓄電池・PCS・EMSは同じ会社で揃えるべき?
- 国内の保守体制はどこまで確認すべき?
系統用蓄電池メーカーとPCSメーカーの違いは?
どちらも蓄電池システムに関わりますが、担当する製品・役割が異なります。
- 系統用蓄電池メーカー:電気をためる装置(蓄電池システム)を提供する会社
- PCSメーカー:電気を変換・制御する装置(PCS)を提供する会社
近年では、蓄電池・PCS・EMSを一体で提供するメーカーも増えていますが、案件によってはそれぞれ異なるメーカーの製品を組み合わせるケースもあります。
中国製セル・海外製蓄電池を採用しても問題ない?
実際に世界の系統用蓄電池市場では、中国メーカーを中心とした海外製品が数多く採用されており、大規模案件での導入実績も豊富です。
一方で、国内での保守体制や交換部品の供給、保証対応にはメーカーごとの差があります。
海外メーカーだから避ける、国内メーカーだから安心と判断するのではなく、日本国内で十分なサポートを受けられるか、調整力市場での実績があるかなどを総合的に比較して選定することが大切です。
調整力市場への参加実績はなぜ重要?
調整力市場への参加実績が重視される理由は、蓄電池が動くことと、市場のルールに従って確実に収益を生み出せることは別だからです。
調整力市場では、電力需給の変動に応じて蓄電池が短時間で正確に充放電を行う必要があります。
そのため、蓄電池だけでなくPCSやEMS、通信システムを含めて安定した制御が求められます。
市場運用の実績があるメーカーは、これらの要件に対応したシステム構築や運用ノウハウを持っている可能性が高く、導入後のトラブルを抑えやすいというメリットがあります。
>>系統用蓄電池・調整力市場での実運用実績を見る
蓄電池・PCS・EMSは同じ会社で揃えるべき?
必ずしも同じメーカーで揃える必要はありません。
それぞれ最適な製品を組み合わせることで、性能やコストを改善できるケースもあります。
ただし、異なるメーカーの機器を組み合わせる場合は、互換性や連携実績を十分に確認することが重要です。
不具合が発生した際に責任分界が曖昧になる可能性もあるため、障害対応の窓口や責任範囲を契約時に明確にしておくことをおすすめします。
国内の保守体制はどこまで確認すべき?
具体的には、国内の保守拠点数、技術者の配置状況、故障時の対応時間、交換部品の在庫状況、保証窓口、24時間監視体制の有無などを確認すると安心です。
メーカーではなく販売代理店やEPCが保守を担当するケースもあるため、実際に誰がどこまで対応するのかを契約前に確認しておきましょう。
>>日本国内での供給・施工・保守体制を見る
系統用蓄電池のメーカーについてまとめ
系統用蓄電池市場の拡大に伴い、蓄電池メーカーや関連企業への注目が高まっています。特に国内では、蓄電池の製造だけでなく、電力制御機器やエネルギーマネジメントシステムを手掛ける企業も重要な役割を担っています。
系統用蓄電池のメーカーを選定する際は、価格や電池性能だけでなく、システム全体の信頼性や長期運用体制を総合的に確認することが重要です。
長期にわたり安定して運用し収益を確保するためには、機器性能だけでなく、国内での実績やサポート体制を含めた総合的なメーカー選定を行いましょう。
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