系統用蓄電池のメーカー一覧!市場シェアや選び方まで解説

この記事は、経済産業省などの情報を基に作成いたしました。
系統用蓄電池のメーカーを詳しく解説するとともに、市場シェアやメーカーの選び方もお伝えします。

系統用蓄電池メーカーの市場シェア・動向

系統用蓄電池市場シェア

リチウムイオン蓄電池は短時間の電力需給の調整に適しており、現在も系統用蓄電池の中心的な技術です。一方で、再生可能エネルギーの普及が進む中、海外では長時間の電力貯蔵ニーズも高まっています。今後は再エネの活用拡大や出力抑制の低減に向けて、長時間の充放電が可能な蓄電技術の導入が進み、日本でも市場拡大が期待されています。

※参照:参考資料(蓄電池) 系統用蓄電池における今後の市場・技術動向/経済産業省

系統用蓄電池のメーカー・商社企業一覧

  • 株式会社TMEIC
  • 株式会社ダイヘン
  • 株式会社パワーエックス
  • GSユアサ株式会社
  • CATL(Contemporary Amperex Technology Co., Limited)
  • CHINT(CHINT Group Co., Ltd.)
  • CONNEXX SYSTEMS株式会社
  • SUNGROW JAPAN株式会社
  • Nebula Japan株式会社
  • 日鉄物産株式会社
  • Huawei(華為技術日本株式会社)
  • 松尾産業株式会社

株式会社TMEIC

大容量蓄電システム(TMBCS)

・国内の蓄電池用PCS導入実績トップクラス
・全国の電力各社への申請実績があり
・蓄電池の最適制御により安定した運用を実現

株式会社ダイヘン

蓄電池パッケージ

・用途にあわせた蓄電池パッケージを選べる
・独自のエネルギーマネジメントシステムを搭載

株式会社パワーエックス

Mega Power/Data Center/PowerX Cube/Hypercharger

・蓄電型発電所を制作する会社の製品
・日本のエネルギー自給率向上に貢献

GSユアサ株式会社

コンテナ型蓄電システム/PCS併設型蓄電システム

・セルから製造している唯一の国産エネルギーシステムメーカー
・365日24時間のフォロー体制
・独自の安全構造を兼ね備えた製品を開発

CATL(中国)

蓄電システム

・高い信頼性、長寿命、優れたエネルギー効率といった特徴を備えている
・発電の現場で蓄電と出力を管理
・送配電のスマートな負荷管理を実現

CHINT(中国)

CPS

・高性能で高密度の電池を搭載
・リスク管理がされ安全性が高い

CONNEXX SYSTEMS株式会社

コンテナ型大型蓄電システム

・メガワット級の蓄電システムで再エネ自家消費を加速
・要望に応じて設計した最適なシステムとソリューションを提案してくれる
・負荷追従制御、ピークカット、BCP対策などの制御EMSを標準搭載

SUNGROW JAPAN株式会社

ユーティリティエネルギ―貯蔵システム

・コンパクトなフットプリント、強化された安全性、高い放電容量を提供
・2時間から8時間までのシステムソリューションをサポート

日鉄物産株式会社

HiTHIUM リチウムイオン蓄電池

・蓄電池メーカーであるHiTHIUM社と日本における販売代理契約を結んでいる
・火災事故を一度も起こしていない高い安全性
・アフターサービスや製品保証も自社ネットワークを通して提供

Huawei 華為技術日本株式会社(中国)

LUNA2000-215-2S11

・株式会社フロンティア・サンワと業務提携
・競争力のある価格にて最適な蓄電システムを提供

松尾産業株式会社

・蓄電システム実働までのソリューションをワンストップで提供
・20年以上の実績を有する太陽電池ビジネスを通じて得たノウハウや知見を活かす

失敗しない系統用蓄電池のメーカーを選ぶ方法

系統用蓄電池はメーカーごとに価格や性能が大きく異なるため、有名だから安心という選び方では、想定より収益が伸びなかったり、運用コストが膨らんだりします。失敗を避けるためには、価格だけで比較せず、導入目的・蓄電池の種類・運用サポートまで含めて総合的に確認することが大切です。

導入目的に合う初期費用と運用コスト

設備の耐久性やエネルギー効率、定期点検・メンテナンスにかかる費用などは、導入後のランニングコストに大きく影響します。そのため、導入目的や運用期間を踏まえ、総所有コスト(TCO)の観点から検討することが大切です。

初期費用を抑えられる製品であっても、維持管理費や交換費用が高額になる場合、結果的に総コストが割高になる可能性があります。

蓄電池の種類・特性

現在の主流はリチウムイオン電池ですが、長時間運用に強いNAS電池や、寿命の長いレドックスフロー電池も導入が進んでいます。それぞれ得意分野が異なるため、用途に合わせて選ぶことが収益性や安全性の向上につながります。

  • レドックスフロー電池
    発火の心配もなく安全性が高い。耐久性も長め。
  • リチウムイオン電池
    高出力で市場取引に向いている。高充放電効率。
  • NAS電池
    低コスト。長時間運転に強い。

※参照:
米国でのレドックスフロー電池を用いたNEDO実証事業で住友電気工業が「ISGAN Award 2024」を受賞しました/NEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)
大規模エネルギー貯蔵に適した蓄電池の本命は何か/IEEJ

EMSなどの連携・サポート体制・メンテナンス対応

長期間にわたって収益を生み出すためには、EMS(エネルギーマネジメントシステム)との連携や、運用後のサポート体制まで含めて比較することが大切です。初期費用が安く見えても、トラブル対応や保守費用が高くなると、結果的にコスト負担が大きくなるケースもあります。

・近年は需給調整市場や容量市場への参加を前提とした運用が増えている
・蓄電池の充放電を自動制御するEMSの精度が収益性を左右する
・海外メーカーでも性能が高い製品もあるが、日本国内で迅速に保守対応できる体制が整っているか確認しておくと安心

蓄電池メーカーの上場企業といえば?

国内の上場企業では、パナソニックグループ、GSユアサ、マクセル、旭化成などが代表的です。

蓄電池をGX(グリーントランスフォーメーション)実現の重要分野と位置付けており、国内製造基盤の強化を進めています。

系統用蓄電池のメーカーについてまとめ

この記事では、系統用蓄電池の市場シェアやメーカーについて詳しく解説してきました。
系統用蓄電池市場の拡大に伴い、蓄電池メーカーや関連企業への注目が高まっています。特に国内では、蓄電池の製造だけでなく、電力制御機器やエネルギーマネジメントシステムを手掛ける企業も重要な役割を担っています。

今後は再生可能エネルギーの導入拡大や電力需給の安定化ニーズを背景に、市場のさらなる成長が期待されるため、メーカーの技術力や事業戦略を把握しながら動向をチェックすることが重要です。