【2026年最新】低圧系統用蓄電池のメーカー一覧|主要6製品の価格・容量・保証・JC-STARを比較

低圧系統用蓄電池(連系出力50kW未満)の機器は、蓄電池・パワーコンディショナ(PCS)・変圧器・制御装置をまとめた「パッケージ」で売られることが多い設備です。
2026年9月時点で、低圧の系統用蓄電池向けの製品を確認できるメーカーは6社です。
機器の中身は GoodWe・Sigenergy・SUNGROW・Huawei という中国系4社の製品が中心で、国内大手の製品はまだ高圧向けか自家消費向けにとどまっています。

この記事では、低圧に対応する6製品の仕様・価格・保証・JC-STARの状況を一覧で比べます。
あわせて、標準的なスペックの見方、容量あたりの価格の目安、機器を選ぶときに確認したい6項目、国内大手の対応状況を整理しました。

>>対応メーカー一覧表を先に見る

記載の内容は2026年9月時点の各社の公開情報にもとづきます。

先に答え:低圧系統用蓄電池のメーカー 早見表
項目2026年9月時点
低圧向けの製品を確認できるメーカー6社(GoodWe、Sigenergy、SUNGROW、Huawei、RENON POWER、グリーンエナジー・プラス)
機器の中心中国系の GoodWe・Sigenergy・SUNGROW・Huawei。国内企業はパッケージ化・施工・保証・アグリゲーターとの接続を担う
標準的な仕様連系出力49.9kW(出力を制御)/蓄電容量100〜250kWh/リン酸鉄リチウム電池/多くの構成で変圧器が必要
公開されている価格総額1,450〜2,500万円(税別)。容量あたり8.5〜17万円/kWh
保証SUNGROW(エコスタイル取扱)と RENON POWER は10年。GoodWe は製品5年・性能10年(延長で最長15年)
JC-STAR★1IPAの取得製品リスト(2026年9月15日版)に、低圧向け各社の自社名義の登録は見当たらない(GREEN CHORD は申請済みと公表)
国内大手JC-STAR★1は取得済みだが、低圧の系統用パッケージは確認できず
チクデンLP

チクデンの特徴
・登録不要ですぐ比較相談できる
・検討状況に合わせて必要な事業者・進め方をご案内
・業界知識がなくても利用OK

チクデンは、低圧(50kW未満)の系統用蓄電池を検討している方と、低圧に対応する事業者をつなぐ無料のマッチングサービスです。

案件探しから事業者選び、相見積もりまでをワンストップでサポートし、効率的な比較・検討を実現します。

投資目的の方はもちろん、新規事業として検討している企業や土地活用を考えている方まで、検討状況に応じて最適な進め方をご案内します。

まだ具体的な計画が固まっていない段階でも相談可能です。
情報収集から始めたい方や、信頼できる事業者と効率良く比較・検討したい方は、ぜひチクデンをご活用ください。

利用料金無料
利用者投資家・事業会社、遊休地を持つ土地所有者、太陽光事業者、低圧対応のEPC・アグリゲーター・メーカー
提携機関低圧対応のメーカー、EPC・区画販売、アグリゲーター、金融機関
対応可能エリア日本全国
可能マッチング・購入者(投資家・事業会社)⇔ 販売者(案件・蓄電所)
・土地所有者 ⇔ EPC施工会社
・土地権利販売者 ⇔ 土地権利購入者
・アグリゲーター・電池メーカーなどの業者マッチング
公式サイトhttps://battery-navi.jp/
目次

低圧系統用蓄電池に対応するメーカー・パッケージ一覧表

低圧系統用蓄電池に対応するメーカー・パッケージ一覧

連系出力49.9kW級の低圧系統用蓄電池向けにパッケージ製品を公表しているメーカーを、公開情報からまとめました。
価格だけでなく、保証の中身とJC-STARの状況が製品ごとに違います。
表の右側の列もあわせて見てください。

メーカー製品・パッケージ出力/容量構成公開価格(税別)保証JC-STAR★1
GoodWe(中国。日本法人あり)ESAシリーズ(PCS「ET50」+蓄電池「BAT100」)49.9kW/100kWhまたは200kWhPCSと屋外キャビネット型蓄電池(約1平方メートル・約1.4t)。空調・消火設備は蓄電池側に内蔵約1,700万円(49.9kW/100kWh、4社連携モデルの設備投資額)蓄電池: 製品5年・性能10年、延長で最長15年。PCS: 5年自社名義の登録なし
Sigenergy(中国。日本法人あり)低圧系統連系ソリューション(PCS「Sigen PV 100M1-HYB-JP」+蓄電池「SigenStack」)100kW機を49.9kWに制御/12.06kWh単位で48〜253kWhPCSと積み上げ型蓄電池。リン酸鉄リチウム電池、充放電1万回(電池セルのメーカー提供値)2,500万円(49.5kW/253kWh、Tensor Energy の販売価格)メーカー資料では確認できず(販売店の案内は5年)自社名義の登録なし
SUNGROW(中国。日本法人あり)エコスタイルが扱う低圧向け構成49.9kW/99kWhまたは198kWh変圧器が不要なトランスレス構成。作動音35dB未満1,450万円(99kWh)/1,800万円(198kWh)。エコスタイルの販売価格蓄電池・PCS・EMSとも10年(エコスタイルの案内)自社名義の登録なし
Huawei(中国。日本法人あり)LUNA2000-241-2S1-DS108kW機を49.9kWに制限/241kWh幅1,150mm×奥行1,800mm×高さ2,100mm。水冷と空冷の併用で騒音60dB以下非公開公開情報で確認できず自社名義の登録なし
RENON POWER(日本法人)SAN-KYUモデル49.9kW/157〜200kWh蓄電池・PCS・変圧器・制御装置・工事・アグリゲーター接続までを一括で提供非公開蓄電池・PCSとも製品10年取得を目指すと公表
グリーンエナジー・プラス(日本)GREEN CHORD49.9kW/204.8kWhPCS・蓄電池2台・制御装置。出荷前に試験と通信設定を済ませる非公開延長保証あり(年数は非公開)申請済みと公表

出典:

このほか、国内メーカーの YAMABISHI も49.9kWの蓄電システム「YRW-49SH」を2026年8月に発表しています。
ただし位置づけは自家消費用で、系統用蓄電所での採用は確認できていません(後述)。

低圧系統用蓄電池パッケージの標準スペック

低圧系統用蓄電池パッケージの標準的な設備構成

各社のパッケージは細かな点が違いますが、骨格はほぼ共通です。
仕様書を読むときの基準として、標準的なスペックを押さえておきます。

連系出力49.9kWへの出力制御

低圧で連系するための条件は、連系出力50kW未満です。
各社は、50kW級のPCSを49.9kWに抑えるか(GoodWe)、100kW級のPCSを49.9kWに制御するか(Sigenergy)で、この条件を満たしています。

PCSは、電力会社との連系に必要な単独運転の検出方式(新型の方式)に対応していることが前提です。
系統連系の認証を取っていない機種は電力会社との個別協議になり、申込みの手間と期間が増えます。

蓄電容量100〜250kWhとリン酸鉄リチウム電池

蓄電容量は100〜250kWhが標準です。
49.9kWの出力に対して、2〜5時間分の放電にあたります。
どの容量が向くかは、アグリゲーターの運用方針と参加する市場の商品で変わります。

電池は、各社ともリン酸鉄リチウム電池です。
形は2種類あります。
1台の屋外キャビネットに電池・管理装置・空調・消火設備をまとめた型(GoodWe の BAT100 は約1平方メートル・約1.4t)と、12kWh前後の電池を積み上げる型(Sigenergy の SigenStack)です。
積み上げ型は分けて運び込めるため、搬入路が狭い土地に向きます。

※参照:需給調整市場に商機 GoodWe「ESAシリーズ」/SOLAR JOURNAL(2026年5月1日)

蓄電容量と出力の関係は、下記記事で解説しています。

関連記事:

変圧器・制御装置・通信

低圧の系統用蓄電池は三相202Vで連系します。
PCSの出力電圧(440Vなど)を下げるため、多くの構成で変圧器(ダウントランス)が必要です。
SUNGROW の構成は、変圧器が要らないトランスレス構成と案内されています。
見積りに変圧器が含まれているかを確認してください。

制御装置(EMS)と通信機器は、アグリゲーターの指令を受けて充放電するための部分です。
アグリゲーターごとに、指定の機種や接続の方式があります。

低圧系統用蓄電池の価格とkWh単価

公開されている価格を、容量あたりの単価に直して比べます。
価格は税別・公開時点のもので、含まれる範囲は事業者ごとに違います。

販売・構成機器価格容量容量あたり
エコ革・WATT-TUNE・REVIX JAPAN・GoodWe Japan の4社連携モデルGoodWe 49.9kW/100kWh約1,700万円100kWh約17.0万円/kWh
エコスタイル 99kWhSUNGROW1,450万円99kWh約14.6万円/kWh
エコスタイル 102.40kWhGoodWe1,500万円102.40kWh約14.6万円/kWh
エコスタイル 108.54kWhSigenergy1,470万円108.54kWh約13.5万円/kWh
みらい電設 標準パッケージ(電力申請・系統協議まで含む)非公開2,100万円約200kWh約10.5万円/kWh
パワーアップSigenergy 49.9kW/200kWh級約2,000万円200kWh約10.0万円/kWh
Tensor Energy 販売パッケージSigenergy 49.5kW/253kWh2,500万円253kWh約9.9万円/kWh
エコスタイル 198kWhSUNGROW1,800万円198kWh約9.1万円/kWh
エコスタイル 204.80kWhGoodWe1,850万円204.80kWh約9.0万円/kWh
エコスタイル 205.02kWhSigenergy1,800万円205.02kWh約8.8万円/kWh
エコスタイル 217.08kWhSigenergy1,850万円217.08kWh約8.5万円/kWh

出典(容量あたりの単価は、各社の価格と容量からチクデン編集部が算出):

公開価格から見た単価は8.5〜17万円/kWh

低圧系統用蓄電池の容量あたりの価格は、公開価格ベースでおおむね8.5〜17万円/kWhです。
高圧以上の系統用蓄電池は、2024年度で設備費が約5.4万円/kWh、工事費が約1.4万円/kWhと紹介されています。
低圧はその2倍前後の水準です。
設備が小さい分、PCS・変圧器・工事といった決まった費用が、容量あたりで重くなるためです。

※参照:系統用蓄電池のkWh単価/ハンファジャパン(2026年5月29日)

容量を2倍にしても総額は1.3倍程度

エコスタイルの Sigenergy の例では、108.54kWhが1,470万円、217.08kWhが1,850万円です。
容量は2倍ですが、価格は約1.26倍にとどまります。
SUNGROW(99kWhと198kWh)でも約1.24倍です。
土地と系統の条件が許すなら、容量を大きくした方が容量あたりの価格は下がります。

ただし、需給調整市場の商品によっては、容量を増やしても収入が同じ割合では増えません。
容量はアグリゲーターの運用方針とあわせて決めてください。

価格に含まれる範囲の違い

同じ「2,000万円」でも、機器と標準工事だけの価格と、電力申請・系統協議・試運転まで含む価格では中身が違います。
工事費負担金・外線工事・土地・農地転用などは、ほとんどの価格に含まれていません。
比べるときは、何が入っていて何が別途かを必ず並べてください。

費用の全体像と投資判断は、下記記事で整理しています。

関連記事:

低圧系統用蓄電池のメーカー選び6項目

機器を選ぶときに確認したい項目を6つに絞りました。
メーカーを先に決めるのではなく、契約するアグリゲーターの指定を確かめてから機器を選ぶのが順番です。

項目確認すること理由
1.出力制御と連系の認証49.9kWへの制御方法、単独運転の検出方式、系統連系の認証認証がないと電力会社との個別協議になり、期間が延びる
2.製品保証と性能保証故障の保証と、容量の維持率の保証は別。延長保証の条件と期限「10年保証」の中身がメーカーごとに違う
3.国内の保守と部品国内倉庫、部品の在庫、現地対応、窓口故障で止まった日数が、そのまま収入の損失になる
4.アグリゲーターとの接続指定の制御装置・通信方式に合うか、別のアグリゲーターに移れるか機器を先に買うと、合わない組み合わせになることがある
5.JC-STAR★1通信機能を持つ機器の取得・申請状況2027年10月以降の契約申込みでは必須になる
6.搬入・設置・塩害重さ、分けて運べるか、騒音、海からの距離の保証条件土地と機器が合わないと工事費が増える

1.出力制御と連系の認証

低圧の連系申込みでは、PCSが単独運転の新しい検出方式に対応しているか、系統連系の認証を受けているかを確認されます。
認証を受けていない機種は個別協議になり、申込みの期間が延びることがあります。

2.製品保証と性能保証

「10年保証」という言葉だけでは中身が分かりません。
故障を直す製品保証と、一定年数後の容量を約束する性能保証は別物です。

GoodWe の日本向けの規定では、蓄電池の製品保証が5年です。
性能保証は、10年または累計で処理した電力量292MWhのどちらか早い方まで、使える電力量70%以上を保証します。
延長保証を買えば最長15年です。
RENON POWER は、蓄電池とPCSに製品保証10年を標準で付けています。
エコスタイルが扱う SUNGROW の構成は、蓄電池・PCS・EMSとも10年保証という案内です。

Sigenergy は、メーカーの公開資料からは日本向けの保証年数を確認できませんでした。
販売店のエコスタイルは、Sigenergy と GoodWe の蓄電池・PCSを5年、EMSを10年と案内しています。
販売会社に、製品保証と性能保証の年数を書面で出してもらってください。
延長保証には購入の期限(試運転から1年以内など)がある点にも注意が必要です。

※参照:産業用オールインワン蓄電システム製品保証規定/GoodWe Japan
※参照:パワーコンディショナ保証規定/GoodWe Japan
※参照:低圧系統用蓄電所(価格表 2026年9月18日更新)/株式会社エコスタイル

3.国内の保守と部品

低圧系統用蓄電池は、人がいない場所で動かす設備です。
故障したときに誰が何日で来るかが、収入を左右します。
国内倉庫と部品の在庫、現地対応の費用を誰が持つか、日本語の窓口があるかを確認してください。

Sigenergy は埼玉県加須市に国内倉庫を置いています。
RENON POWER は千葉県八千代市に倉庫を持つと紹介されています。

※参照:会社・製品資料/Sigenergy Japan
※参照:RENON POWER 紹介記事/みんなの広報宣伝部(2026年6月30日)

4.アグリゲーターとの接続

低圧系統用蓄電池の収入は、アグリゲーターのシステムにつないで初めて生まれるものです。
つなぐための制御装置と通信の方式は、アグリゲーターごとに指定があります。
機器を先に買ってからアグリゲーターを探すと、対応できない組み合わせになることがあります。

例外は、メーカーを限定しない事業者です。
デジタルグリッドは、低圧の運用受託で蓄電池・PCSのメーカーを限定しないと公表しています。
切り替えるときの費用と手間は、事前に確認してください。

※参照:デジタルグリッド株式会社 プレスリリース(2026年8月19日)

アグリゲーターの比較は、下記記事で解説しています。

関連記事:

5.JC-STAR★1

系統に連系する蓄電池の通信機器(PCS・制御装置・遠隔監視装置など)には、IoT機器のセキュリティ制度「JC-STAR」の★1が必要になります。
低圧50kW未満の設備は、2027年10月以降に契約申込みを行う案件から対象です。
基準になるのは連系した日ではなく、契約申込みの日です。

IPAの取得製品リスト(2026年9月15日版)では、GoodWe・Sigenergy・SUNGROW・Huawei・RENON POWER・グリーンエナジー・プラスの自社名義の登録は見当たりませんでした。
グリーンエナジー・プラスは GREEN CHORD で申請済みと公表しています。
GoodWe は、制御装置との間をインターネット通信ではない RS485 でつなぎ、JC-STAR★1を取得した国内の制御装置と組み合わせる構成を案内しています。
外部との通信を、JC-STAR★1を取得済みの機器にまとめるこの形は、ほかの販売会社の案内にも見られる構成です。

※参照:分散型電源のサイバーセキュリティ対策について(2026年7月)/資源エネルギー庁
※参照:JC-STAR 適合ラベル取得製品リスト(2026年9月15日版)/情報処理推進機構(IPA)
※参照:GoodWe Japan プレスリリース(2026年9月18日)

関連記事:

6.搬入・設置・塩害

キャビネット型は1台約1.4tあり、クレーンが入れる道が必要です。
積み上げ型は分けて運べるので、狭い土地に向きます。
騒音の仕様、海からの距離の保証条件、変圧器を置く場所も、土地の条件とあわせて確認してください。

関連記事:

低圧対応メーカー・パッケージ6社の特徴

一覧表の6社と、補足として国内メーカーの49.9kW級製品を紹介します。

1.GoodWe

中国・蘇州に本社を置くPCSの大手で、日本法人は GoodWe Japan(東京都中央区)です。
低圧蓄電所向けの「ESAシリーズ」は、49.9kWのPCS「ET50」と102.4kWhの蓄電池「BAT100」を組み合わせます。
推奨の構成は49.9kW/100kWhか、49.9kW/200kWhです。

2026年3月14日には、施工のエコ革、アグリゲーターの WATT-TUNE、代理店の REVIX JAPAN との4社連携で、低圧系統用蓄電池の事業化を公表しました。
示された設備投資額の約1,700万円(税別)は、低圧蓄電所の価格の目安として広く参照されています。
保証は、蓄電池が製品5年・性能10年(延長で最長15年)、PCSが5年です。

※参照:ESAシリーズ製品ページ/GoodWe Japan
※参照:低圧系統用蓄電池が事業化/株式会社テクノロジーズ プレスリリース(2026年3月14日)

2.Sigenergy

2022年に中国・上海で設立され、日本法人は2024年9月に東京都港区で設立されました。
100kWのPCSを49.9kWに制御し、12.06kWh単位の蓄電池「SigenStack」を4〜21台積み上げて、48〜253kWhを組みます。
電池の充放電の寿命は1万回(電池セルのメーカー提供値)、防水・防じんは IP66 です。

分けて運び込めることから、低圧蓄電所の販売会社で最も採用が多い機器です。
エコスタイル、Tensor Energy、Livable GridBase(四国リバブル)、パワーアップなどが採用しています。
Tensor Energy が販売する49.5kW/253kWhのパッケージは2,500万円と報じられています。

※参照:低圧系統連系ソリューション資料/Sigenergy Japan(2026年2月4日)
※参照:Sigenergy Japan プレスリリース(2025年7月31日)

3.SUNGROW

中国の大手PCSメーカーで、日本法人は SUNGROW JAPAN です。
エコスタイルは2026年9月18日に価格表を更新し、SUNGROW の低圧向け構成を加えました。
49.9kWで、99kWhが1,450万円、198kWhが1,800万円(税別)です。

変圧器が要らないトランスレス構成で、作動音は35dB未満と案内されています。
保証は、蓄電池・PCS・EMSとも10年です。
住宅地の近くなど、音と設置場所に制約がある土地で候補になります。

※参照:低圧系統用蓄電所(価格表 2026年9月18日更新)/株式会社エコスタイル

4.Huawei

世界最大手のPCSメーカーです。
産業用蓄電池「LUNA2000-241-2S1-DS」(出力108kW・241kWh)の出力を49.9kWに制限して、低圧で使う提案を始めています。
1台は幅1,150mm×奥行1,800mm×高さ2,100mmで、水冷と空冷を組み合わせて騒音を60dB以下に抑えています。

需給調整市場の一次調整力に対応できる製品という紹介です。
価格と保証の年数は、公開情報では確認できませんでした。

※参照:ファーウェイ低圧系統用蓄電池の魅力/PVeye 2026年9月号

5.RENON POWER

2021年設立の日本法人(東京都中央区)です。
低圧系統用蓄電池のパッケージ「SAN-KYUモデル」は、49.9kWのPCSと157〜200kWhの蓄電池(3時間型・4時間型を選べる)に、変圧器・制御装置・設置工事・アグリゲーターとの接続までを含めて提供します。

蓄電池とPCSには、製品保証10年を標準で付けています。
2026年7月21日の公表では累計受注が500サイトに達し、九州で500拠点規模の計画が進行中です。
価格は公開されていません。

※参照:RENON POWER株式会社 公式サイト
※参照:RENON POWER株式会社 プレスリリース(2026年7月21日)

6.グリーンエナジー・プラス

東証グロース上場のグリーンエナジー&カンパニーの子会社です。
2026年9月7日に、低圧蓄電所向けのパッケージ「GREEN CHORD」(49.9kW運転/204.8kWh)の提供開始を発表しました。
出荷の前に周波数の試験と通信の設定を済ませ、グループ会社によるアグリゲーションと保守をセットで提供するのが特徴です。

JC-STAR★1は申請済みと公表しています。
蓄電池とPCSの製造元、価格、保証の年数は公表されていません。
最初の採用先は、GATES株式会社の実証事業です。

※参照:GREEN CHORD 提供開始/グリーンエナジー&カンパニー プレスリリース(2026年9月7日)
※参照:GATES株式会社 プレスリリース(2026年9月8日)

7.国内メーカーの49.9kW級製品

国内メーカーの YAMABISHI(東京都大田区)は、2026年8月27日に49.9kWの蓄電システム「YRW-49SH」(32〜1,964kWh)を発表しました。
ただし位置づけは自家消費用で、系統連系の認証は取得前(個別協議)です。
系統用蓄電所での採用は確認できていません。

パワーエックス・ダイヘン・TMEIC・ニチコン・GSユアサなどの国内大手は、JC-STAR★1を取得済みです。
ただし製品は高圧向けの大型パッケージか、自家消費・非常用向けの中小容量です。
49.9kW級の系統用蓄電所パッケージとしての販売は確認できませんでした。

※参照:株式会社YAMABISHI プレスリリース(2026年8月27日)

低圧向け製品が確認できない主なメーカー

系統用蓄電池のメーカーとして名前が挙がる会社でも、低圧向けの製品は確認できない例が多くあります。

メーカー確認できた製品低圧系統用パッケージ
TAOKE ENERGY215kWh以上のシステム、2MW/8.14MWh確認できず
HiTHIUM(日鉄物産)キャビネット型418kWh以上、コンテナ型3〜6MWhなし(最小418kWh)
パワーエックスMega Power Series(JC-STAR★1取得)確認できず
ダイヘン500kW/2MWh、1MW/4MWh(JC-STAR★1取得)なし
GSユアサ10〜50kVAの産業用蓄電システム確認できず
ニチコン公共・産業用 B1シリーズ。低圧リソースの制御の実証は実施確認できず

出典:

高圧・特別高圧向けのメーカーの比較は、下記記事で解説しています。

関連記事:

販売事業者ごとの採用機器

低圧系統用蓄電池は、メーカーから直接買うより、区画販売や施工を行う事業者からパッケージで買う例が多い設備です。
主な事業者が採用している機器を整理します。

販売・施工事業者採用機器仕様・価格(公開分)
エコスタイルSUNGROW、Sigenergy、GoodWe1,450万円(SUNGROW 99kWh)から1,850万円まで。アグリゲーターは Tensor Energy
Tensor EnergySigenergy49.5kW/253kWh、2,500万円
Livable GridBase(四国リバブル)Sigenergy京都府で40件限定、2,500万円(土地込み)
パワーアップSigenergy49.9kW/200kWh級、約2,000万円
エコ革・WATT-TUNE・REVIX JAPANGoodWe49.9kW/100kWh、約1,700万円
GATESGREEN CHORD実証の第1弾
みらい電設非公開(調達状況で変更)標準2,100万円(電力申請・系統協議まで含む)
イーゲート特定のメーカーに依存しない構成東京電力パワーグリッド管内で400区画を申込み済み

出典:

低圧系統用蓄電池のメーカーに関するよくある質問

GoodWe の低圧系統用蓄電池はいくらですか?

GoodWe Japan を含む4社連携の公表では、49.9kW/100kWhの設備投資額が約1,700万円(税別)です。
エコスタイルの販売では、GoodWe の102.40kWhが1,500万円、204.80kWhが1,850万円(税別)です。
工事費負担金と土地代は別にかかります。

国内メーカーの低圧系統用蓄電池はありますか?

2026年9月時点で、国内メーカーの49.9kW級の系統用蓄電所パッケージは確認できていません。
YAMABISHI の49.9kW機は自家消費用です。
国内企業(RENON POWER、グリーンエナジー・プラスなど)がパッケージにまとめ、機器は海外製という分業が中心です。

低圧系統用蓄電池は中国製でも問題ありませんか?

低圧系統用の機器は、GoodWe・Sigenergy・SUNGROW・Huawei の中国系4社が中心です。
いずれも日本法人を持ち、日本の連系の規格に合わせた製品を出しています。
判断の基準は製造国ではなく、保証の中身、国内の保守体制、アグリゲーターとの接続実績、JC-STARへの対応です。

保証は何年が標準ですか?

製品保証と性能保証で年数が違います。
SUNGROW(エコスタイル取扱)と RENON POWER は10年、GoodWe は蓄電池の製品保証5年・性能保証10年(延長で最長15年)です。
「10年保証」の中身は、製品保証か性能保証かを必ず確認してください。

JC-STARはいつから必要ですか?

低圧50kW未満の設備は、2027年10月以降に契約申込みを行う案件から、通信機能を持つ機器にJC-STAR★1が必要になります。
IPAのリスト(2026年9月15日版)では、低圧向け各社の自社名義の登録は見当たりません。

まとめ

低圧系統用蓄電池(49.9kW級)向けの製品は、2026年9月時点で GoodWe・Sigenergy・SUNGROW・Huawei・RENON POWER・グリーンエナジー・プラスの6製品が確認できます。
機器の中身は、中国系4社が中心です。
国内大手はJC-STARを取得済みですが、製品は高圧向けか自家消費向けで、低圧の系統用パッケージはまだありません。

価格は、公開されている範囲で容量あたり8.5〜17万円/kWh、総額1,450〜2,500万円です。
容量を2倍にしても総額は1.3倍程度にとどまるため、土地と系統の条件が許すなら容量を大きくした方が割安になります。
機器を選ぶときは、価格より先に、アグリゲーターの指定、製品保証と性能保証の中身、国内の保守体制、JC-STARの状況を確認してください。

低圧系統用蓄電池の仕組み・費用・注意点は、下記記事で整理しています。

関連記事:

「チクデン」では、低圧系統用蓄電池の機器・施工会社・アグリゲーターの条件を横並びで比べ、検討状況に合わせた進め方を無料でご案内しています。
機器選びで迷っている方は、お気軽にご相談ください。

目次